1月22日放送の『この差って何ですか?』で鱈の違いについて紹介されます。
生タラ真ダラ銀ダラ甘塩タラの違いとは何なのでしょうか?
全部「タラ」とつきますが全く違う魚のようです。
それぞれを使ったおいしい料理レシピも一緒に調べてみました。
タラと真ダラ
まず「タラ」とはどんな魚の事を言うのでしょうか?
鱈はタラ目タラ科のうちタラ亜科に所属する魚類の総称を指します。
「鱈」という漢字は和製漢字ですが、雪の字からわかるように冬の魚。
11月から1月に旬をむかえます。
日本近海で獲れるタラの種類はマダラ、スケトウダラ、コマイの3種類がいますが、一般的に「タラ」と言った場合はマダラの事を言います。
ただし北海道沿岸と北陸ではスケトウダラの事をタラと言う事があるのでややこしいですね。
ですがどちらも「タラ」の仲間で間違いありません。
主な栄養素はビタミンA、ビタミンD、タンパク質。
カルシウムやリンの吸収を高め骨粗しょう症対策にぴったりの食材です。
(おまけ)タラコとメンタイコの違いは?
スケトウダラの卵巣を塩蔵したものがタラコ、タラコを唐辛子で調理したものがメンタイコです。
生タラとは?
では、生タラとは何なのでしょうか?
生タラとは生で売られているタラの事で、つまり真ダラの切り身ですね。
タラは生では食べないので、購入したら調理して食べるのが一般的です。
家に買って帰ったらまずキッチンペーパーで水分をふき取ると生臭さが消えますよ!
生ダラのオススメお料理
煮つけ
鍋料理
焼き物
甘塩タラとは?
甘塩タラは生タラを3枚におろして塩漬けにした商品です。
塩の塩分濃度は身に対して3%未満のものが甘塩タラで、3%以上6%未満だと塩ダラと言われたりしますが明確な基準ではありません。甘塩タラの塩分量は少なめなので、基本的には塩抜きは不要です。
甘塩タラのオススメ料理
ムニエル
鍋料理
揚げ物
銀ダラだけタラじゃない?
銀ダラは名前にタラがつくものの、実は鱈の仲間ではなく、カサゴ目ギンダラ科の深海魚です。
昔、真ダラの代用品として鍋や煮つけ用に販売されていたためこのような名前になりました。
タラよりも脂が乗っているのが特徴です。
銀ダラのオススメ料理
西京焼き
煮つけ
ソテー
タラとつく名前の魚の違いがよくわかりました。
特に銀ダラはびっくりでしたが、脂がのっている分銀ダラの方が好みです。
違いをわかって料理を作るとより良さを引き出せそうですね。