4月18日放送の『突破ファイル』では長野の女子高生が大発見した標高1600メートルの山奥の蛍について取り上げられます。
この蛍が見られる場所や蛍のベストシーズンについて調べてみました。
突破ファイル/長野の女子高生が発見した光の正体は?
突破ファイルで取り上げられた、長野の女子高生が発見した光の正体とはいったい何なのでしょうか。
それは、蛍です。
浮かぶ光といえば蛍くらいしか思い当たりませんね。
女子高生が発見した蛍の謎とは何か、番組で確認したいと思います。
標高1600mの蛍が見られる場所は?
突破ファイルで登場した標高1600mで蛍が見られる場所というのは、長野県の志賀高原の石の湯という場所です。
志賀高原の15ヘクタールあまりの場所で、ゲンジボタルが乱舞する姿を鑑賞することができます。
標高1600mで蛍が生息する謎
通常標高1600mの高地では気温が低く蛍の生息には向いていないと考えれていました。
それなのに志賀高原では標高1600mでも蛍が生息し繁殖しているというのは謎ですね。
一体なぜなのでしょうか。
その答えは、蛍の幼虫が成長する岩倉沢川には岸辺からわき出した温泉が入り込み、1年を通して水温や地温が高いという特殊な環境だからなのです。
そして温泉によって水量も安定し、幼虫のエサとなるカワニナも大量に発生させることから、幼虫の成長に適した場所なんですね。
そのため、日本で一番高い場所で蛍を見ることができるという訳なんです。
志賀高原・石の湯のゲンジボタルの特徴
志賀高原・石の湯に生息するゲンジボタルには、標高が日本一であるだけではなく、他にもいくつかの特徴があります。
成虫の発生期間が日本一
成虫の発生は5月中旬から9月初旬まで
(一般的には5月下旬~6月下旬の約1ヶ月)
幼虫の上陸期間が日本一
幼虫は温かくなると川の中から地上へ出てきますが、水温の変化が少ない石の湯では
上陸行動が長くできるとされています。
成虫の寿命が長い
成虫の寿命は20日間(平均の1.5倍)
高冷地で天敵がいないためと言われています。
明滅周期が長い
高冷地のため、ついたり消えたりの時間が長いそうです。
他のエリアの蛍とは違った特殊な環境が、このような特徴を生み出しています。
志賀高原の蛍の鑑賞期間
志賀高原で蛍が鑑賞できるのは6月中旬から9月上旬までと一般的な蛍の鑑賞期間に比べて長くなっています。
その中でベストな見頃は7月~8月上旬です。
標高が高いので、夜空には星もきれいに見えるそうです。
星空と蛍の競演なんて素敵ですね。
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突破ファイル/長野標高1600mの蛍/志賀高原石の湯の場所やベストシーズンは?まとめ
標高の高い場所で蛍が見られるとは思っていませんでした。
しかも発生期間日本一など、珍しい環境での特殊な蛍が見られるようですね。
蛍と言えば初夏の風物詩ですが、8月の暑い盛りにもみられるなんて、夕涼みにぴったりです。
今年はどこで蛍を観ようか、今から楽しみになってきました。