4月13日に放送される『超逆転スクープ3』で2011年にオーストラリアで起こった「戦慄の凶悪爆弾魔vs18歳少女と女性警察官の闘い」が取り上げられます。
事件の内容や犯人は誰で判決結果はどうなったのか知調べてみました。
超逆転スクープ3/オーストラリア・シドニーの首輪爆弾事件とは
『超逆転スクープ3』で取り上げられたのはオーストラリア・シドニーの首輪爆弾事件。
実際に行われた犯罪です。
事件が起こったのは2011年8月3日。
場所はオーストラリアのシドニー郊外の大豪邸でした。
その豪邸に住んでいたのが、当時18歳のマデレーン・パルバー(Madeleine Pulver)さんとその家族。
その日、マデレーン・パルバーさんが一人で試験勉強をしていると、マスクをかぶった男がいきなり侵入してきます。
男はバットをもってマデレーンさんを脅し、首に爆発物だという黒い箱につながった自転車のロックを巻きつけます。
すると何をするでもなく男は立ち去っていきました。
爆発物の箱の正体は?
黒い箱から出ている紐の先にはUSBドライブと書類袋がついています。
書類袋の中には「箱には強力なプラスチック爆弾が仕掛けられている。
指示に従えば安全に開けられる」と書たれた紙が入っていました。
マデレーンさんは警察に連絡。
爆弾処理班が駆け付けて、首輪の爆弾を外そうと試みますが、なかなか外れません。
時間がたつにつれマデレーンさんの恐怖も膨れ上がっていきます。
女性警官カレン・ローデンさん
パニック状態のマデレーンさんのそばにいてくれたのは、女性警官のカレン・ローデン(Karen Lowden)巡査でした。
カレン・ローデンさんは当時34歳。
マデレーンさんによりそい、精神的苦痛を和らげ続けました。
万が一爆発したら自分の命も危ない中、落ち着いてそばにいてあげたカレンさんにマデレーンさんも勇気づけられたことでしょう。
事件の結末は?
首輪爆弾が解除されたのは事件が起こってから10時間後のことでした。
ほっと安堵のため息をつくものの、なんとよく見たら爆発物は入っていませんでした。
つまり偽物の爆弾だったのです。
マデレーンさんは無事助かり、病院に行ったのち何の怪我もないことが確認され退院しています。
犯人はいったい何のためにこんな事件を起こしたのでしょうか。
首輪爆弾事件の犯人は誰?
事件から数日後、首輪爆弾事件の犯人が逮捕されました。
捕まったのはポール・ダグラス・ピーターズ、当時52歳で、元妻の家であるアメリカにいるところを確保されました。
逮捕の決め手となったのは爆弾だと告げた書類に書かれていたメールアドレス。
これをたどって身元を割り出しました。
ポール・ダグラス・ピーターズは香港出身の男で、仕事も成功し結婚し子供も3人もうけるなど幸せに暮らしていました。
ではなぜ事件を起こしてしまったのかというと、発端は妻との離婚でした。
妻と別れ、子供の親権も失ったポール・ダグラス・ピーターズは、精神を病み、双極性障害を患っていたといいます。
それが原因で自身が書いていた復讐小説と現実の区別がつかなくなり、小説の主人公になって復讐を遂げようとしたようなのです。
犯人に実刑判決!
その後裁判が行われ、2012年、犯人のポール・ダグラス・ピーターズには最高で13年6ヶ月の禁固刑が言い渡されました。
裁判で弁護側は精神異常を訴えましたが、うつ状態ではあったかもしれないけど精神異常とは言い切れず、マデレーンさんが感じた死の恐怖ははかり知ることはできないと、実刑判決をくだしています。
女子高生マデレーンの今現在は?
被害にあった女子高生マデレーンさんはその後、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患いましたが、海外留学をし新しい人生を歩むことができるようになりました。
現在はマーケティング会社Havas Sydneyのアカウントディレクターの仕事をしているそうです。
立ち直り、日常生活が送れるようになって本当によかったです。
『超逆転スクープ3』では、この事件でマデレーンさんが体験したことを再現して事件の真相に迫ります。
緊迫感あふれる映像が見ものですね。
超逆転スクープ3/オーストラリア首輪爆弾事件の犯人と判決は?女子高生はどうなった?まとめ
4月13日放送の『超逆転スクープ3』で取り上げられるオーストラリア・シドニーで起きた
女子高生首輪爆弾事件の内容や犯人と判決について調べてみました。
まだ10代という若い時に本当に怖かったと思いますが、無事で何よりです。
うつ状態だったとしても、あまりにも身勝手な犯行ですね。
これからもこのような事件が起きないよう祈るばかりです。