4月21日放送の『ナニコレ珍百景』に熊本県玉名郡和水町(なごみまち)の古民家で日本刀の伝統を守るスウェーデン人が登場します。
そのスウェーデン人とは、コガ・ハンスさんのこと。
コガ・ハンスさんの経歴やコガ・ハンスさんの日本刀の工房がどこにあるか、場所を調べてみました。
ナニコレ珍百景にスウェーデン人の日本刀の職人が登場!
ナニコレ珍百景に登場したのがスウェーデン人のコガ・ハンスさん。
現在は古賀範介(こがはんすけ)さんと名乗っています。
古賀範介さんは現在古民家で日本刀の伝統を守るべく職人をされているようですが、一体どういう
いきさつで日本にやってきて、日本刀の職人になったのでしょうか。
古賀範介(コガ・ハンス)のプロフィール
名前:古賀範介(こがはんすけ)
本名:コガ・ハンス
生年月日:1972年
年齢:46歳
出身地:スウェーデン・ストックホルム
古賀範介(コガ・ハンス)の経歴
古賀範介(コガ・ハンス)さんは7歳の時に近所で居合道を見て以来、日本刀に興味をもつようになります。
大人になってからはスウェーデンで船大工をしていましたが、手を負傷して仕事をやめたのきっかけに、2012年に日本にやってきます。
子供の時に興味を持った日本刀への思いが忘れられなかったようです。
はじめは東京にある亀有の工房で修復や制作を学び、のちに熊本の戦国大名である細川忠興(ただおき)が考案したという肥後拵に「実用性を重視した無駄のないつくりだ」と関心を頂くようになります。
そして2015年の秋、肥後拵の発祥の地である熊本県熊本市に移住しました。
現役の肥後拵職人はすでに熊本県内にはいなかったのですが、引退されていた米田晴芳(せいほう)先生は古賀さんの熱意に胸を打たれて指導を引き受けてくれました。
2016年4月の震災の際に作業場でもある自宅が全壊しましたが、県外へは出ず、玉名郡和水町の古民家に移り住みます。
現在も和水町の古民家に暮らしながら、日本刀の拵(こしらえ)職人として働いています。
何と今は日本人の弟子もできたそうです。
日本刀の拵(こしらえ)職人とは
拵(こしらえ)とは何かと言うと、柄(つか)や鞘(さや)、鍔(つば)といった日本刀の外装の総称のことです。
拵(こしらえ)職人は、この日本刀の外装部分の修復や制作を行います。
ぼろぼろになった柄やさやを解体し、柄に巻き付けるサメの皮や糸を丁寧に洗浄し、接着剤の漆など、昔ながらの素材を用い、伝統の工法にこだわって修復します。
現在ではこの拵職人の後継者がどんどん減ってきているのが問題とされています。
古賀範介さんも大切な後継者の一人ですね。
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#古賀古美術 #刀剣柄前職人 #古賀範介さん フレンドリーなスウェーデン出身の職人さん。(*^o^*)和水(山鹿)に行ったら会えます〜♬ハンサムな紳士さまでございました♡😆
古賀範介さんの工房「刀拵工房 古賀美術」
古賀範介さんは現在和水町で「刀拵工房 古賀美術」という工房を構えています。
「刀拵工房 古賀美術」は肥後民家村にある旧布施家の2階にあります。
旧布施家は1700年頃に作られたという古い建物で、もともと新潟県にあった民家を
移築したものだそうで、古賀範介さんははじめ、古びた家を掃除するところからスタートし、今では心地よい空間へと生まれ変わらせました。
江戸時代に生きた職人と同じ壁や物に囲まれて同じ匂いを嗅いで生活することは、日本刀の拵(こしらえ)職人として理想的だと語ります。
刀拵工房「古賀美術」の場所
刀拵工房「古賀美術」は「肥後民家村」の中にあります。
見学が可能なので、気になる方は古賀範介さんに会いに、ぜひ行ってみてください。
住所:熊本県玉名郡和水町江田302
開館時間:10時~18時
ナニコレ珍百景/珍百景/古賀範介(コガハンス/熊本)の経歴や日本刀の工房の場所は?まとめ
ナニコレ珍百景に登場したスウェーデン人の古賀範介(コガ・ハンス)さんについて調べてみました。
子供の頃に居合道を見てから日本刀の伝統を守る職人になるとは、どこでどうなるかわかりませんね。
外国の方が日本の伝統に興味を持ってくれるのはすごく嬉しいですが、日本人としてももっと日本の伝統や文化を学ばなければな、と思わされます。
これからの活躍も期待しています。