5月31日放送の『坂上どうぶつ王国』では、飼い主のガンを見つけて命を救ったシベリアンハスキーのシエラが取り上げられます。
シエラはどのようにして飼い主の癌を発見したのでしょうか。
その方法を探ってみました。
坂上どうぶつ王国でガン探知犬が特集!
今回坂上どうぶつ王国で特集されるのが、アメリカでがん探知犬として活躍しているシベリアンハスキーのシエラです。
シエラはアメリカのウィスコンシン州でステファニー・ハーフェルに飼われている犬ですが、飼い主の命を何度も救うという奇跡を起こしました。
日本ではまだあまりなじみのないがん探知犬としてどのような方法でがんを見つけたのが気になりますね。
シエラと飼い主ステファニーの出会い
シエラが飼い主であるステファニーと出会ったのは、2011年のことでした。
飼い主のステファニーは仕事の都合で海外へ行くことになった息子から、9ヶ月になったシベリアンハスキーのシエラを譲り受けます。
その後は普通のペットとして愛情深く育てていたわけですが、最初の奇跡は2013年に起きました。
ある時、シエラがやたらとステファニーの下腹部あたりに鼻をつけくんくんと嗅ぐような仕草を
見せるようになります。
それまではこんな行動はしたことなかったので、ステファニーは不思議に思っていました。
その後、ステファニーは腹部の痛みを感じるようになり、病院で見てもらったところ、卵巣に腫瘍ができていると診断されました。
卵巣嚢腫(らんそうほうのう)という病気ということでした。
そこまで深刻なものではないということで、薬を処方され自宅に戻ります。
そのあともシエラは変わらず下腹部をくんくんと嗅ぎまわる行動をとりました。
歩き回ったり隠れたり、シエラは今まではしなかった行動もとるようになり、これは何かあるのかもしれない、と不安になります。
胸騒ぎを覚えたステファニーは婦人科へ行って検査してもらうと、卵巣嚢腫ではなく卵巣ガンであることがわかりました。
しかもステージ3Cという症状が進んだ状態でした。
シエラのがん探知は続く
その後、摘出手術をし卵巣がんを克服したステファニーですが、これが終わりではありませんでした。
すでに治療は完了していた2014年、2016年にも以前と同じようにシエラは腹部のにおいをかぎまわる行動をとります。
ステファニーは不安になって病院へ行くと、再発する可能性がある、と医師から伝えられました。
その後経過を観察していると悪化してがんが再発しました。
2015年には肝臓がん、2016年には骨盤にがんが発見されます。
シエラは、ステファニーががんになる前からがんになることがわかっていたようです。
シエラががんを見つけた方法は?
シエラはなぜステファニーが腹部に異常があることがわかったのでしょうか。
これはまぐれではなく、犬には人間の1億倍以上嗅覚が発達しており、がんのにおいをかぎわけることができるというのです。
まさかにおいでがんを見つけるなんて、人間には到底できない方法ですね。
日本にがん探知犬はいるの?
こんな素晴らしい能力を持っているのはシエラだけではなく、ほかの犬種の犬でも同じようにがん探知することができるというのです。
日本にがん探知犬はいるのでしょうか。
答えは、います。
千葉にあるがん探知犬育成センターで訓練・育成が行われており、日本でもがん探知犬による検査が行われています。
料金や申し込み方法など、詳しい内容はこちらの記事でご確認ください。
がん探知犬の料金(費用)や申込み方法は?ドッグラボで検査できる!【関連記事】
坂上どうぶつ王国(5月31日放送)の番組内容
がんをにおいで発見する「がん探知犬」。日本でも関心を集めているが、アメリカで今話題になっている犬がいる。飼い主のがんを何度も見つけて命を救った、シベリアンハスキーの「シエラ」だ。シエラはどのようにして飼い主のがんを見つけたのか?シエラの奇跡をお届けする。さらに番組では、アメリカのがん探知犬の訓練施設を取材。犬はどのようにがんを探知しているのか、その訓練の様子を紹介する。 一方スタジオには、30匹のひよこが登場。ひよこを両手で包み込むと眠るというがそれは本当か?ファミリーたちは実際に試してみるが、実は堀田はひよこが苦手で…。さらに保護犬のポメラニアンとチワワがスタジオに登場、里親捜しをお手伝いする。
坂上どうぶつ王国/がん探知犬シエラが癌を見つけた方法は?アメリカのシベリアンハスキーの奇跡まとめ
坂上どうぶつ王国で紹介されたがん探知犬シエラは臭いで飼い主のがんを発見しました。
1度ではなく4度も!
すごい能力ですね。
犬の嗅覚に驚きました。