気になる話題

奈良女子大が甘葛煎(あまづらせん)を再現!作り方は?林修のニッポンドリル3月6日

3月6日放送の『林修のニッポンドリル』の中で、奈良女子大の方々が再現した甘葛煎(あまづらせん)が紹介されました。
甘葛煎とはどのようなもので、どうやって再現したのか、作り方を調べてみました。

甘葛煎(あまづらせん)とは?

甘葛煎(あまづらせん)は、ツタを煮詰めて作った甘味料です。

砂糖が貴重な時代に、水あめと並んで好まれていた甘いシロップの事。

古くから日本で作られていたとされ、古くは縄文時代の貝塚の中から出土されました。

清少納言の「枕草子」には「けずり氷にあまづら入れて」と、けずり氷=かき氷のシロップとして登場しています。

安土桃山時代になると砂糖の輸入が盛んになり、都心部では甘葛(あまずら)はほぼ見なくなりました。

そして江戸時代には、砂糖の大量供給ができるようになったため、全国的に姿を消してしまいました。

奈良女子大学の甘葛煎再現プロジェクト発足!

この甘葛煎(あまづらせん)を再現してみようと企画したのが奈良女子大学でした。

実は甘葛煎は江戸時代に消滅してから、文献には残っているものの作り方やどのような味だったのかはわからなくなっていました。

それが20数年前、漢方薬局の店主である石橋顕さんが研究して復元に成功していたのです。

その報告書をもとに、奈良女子大学も甘葛煎の再現に乗り出しました。

甘葛の作り方

甘葛は現在もどこでも販売されていないので、自分で作るしかありません。工程は難しくありませんが、ツタや樹液の採取が骨を折る作業ですね。

<作り方>

1、ツタを採取し30センチ間隔に切り取ります。

2、切り取ったツタの一方に口を当てて息を吹き込みんで中の樹液(みせん)を採取します。
奈良女子大学の再現では自転車の空気入れを使ったりもしたそうで、大変苦労したようです。

3、採取した樹液を10分の1になるまで煮詰めて水分を飛ばし、糖度76度くらいの粘りのあるシロップ状にしたらできあがり。

奈良女子大学ではツタからの樹液(みせん)を460ミリリットル集め、100ccの甘葛煎を作る事に成功しています。

甘葛煎の味は?

甘葛煎はどんな味がするのか気になりますね。

できあがった甘葛煎は淡いあめ色。

味わった奈良女子大の方いわく、今まで味わったことのないような上品な味との事。

さらっとした甘さで、後味がすっきり。

砂糖ともはちみつなどとも違う独特の味だそうです。

どんな味か気になります!

ツタさえ手に入れば再現可能ですが、かなり労力のいる作業です。

ここまでしてでも甘い味を欲していたなんて、古代の人も現代人も甘いものが大好きという点では同じですね。

奈良女子大学の甘葛煎再現プロジェクトについては書籍にまとめられています。
気になった方はぜひ読んでみてください。

奈良女子大が甘葛煎(あまづらせん)を再現!作り方は?林修のニッポンドリルまとめ

縄文時代から甘葛煎が作られていたと知って、古代の人もみんな甘いものが好きだったんだなと親近感がわきました。
でも作るのには相当な手間がかかっていたと思われます。
簡単にいくらでも甘いものが食べられる現在の私たちは本当に恵まれていますね。
感謝して食べなくちゃ、と思いました。